【知っトコ】リノベーションあるある「戸建て編」!
2020/08/24
【知っトコ】リノベーションあるある「戸建て編」!
【知っトコ】リノベーションあるある「戸建て編」!
リノベーションはリフォームと違い、解体作業などを伴うことがあります。
そのため解体してからわかるあるあるやリノベーション後に分かるあるあるなど様々な事例があります。
今回は、戸建ての場合のリノベーションあるあるについてご紹介します。
築年数が長い住宅のあるある
リノベーションをする時は、築年数が長いことが多くあります。
当然ながら築年数が長くなると、様々な箇所でも老朽化が同時に進行しています。
しかし、その老朽化は食い止めることが出来ず、いくら綺麗に使っていたとしても目には見えない形で家の耐久性が徐々に弱くなっていきます。
そんな築年数が長い住宅だからこその”あるある”を見ていきましょう。
骨組みの木材がボロボロに
リノベーションをするとなると解体作業から始まりますが、築年数が長ければ長いほど木材で作られた骨組みや柱がシロアリなどの害虫や菌による腐朽、紫外線や雨風などによる風化・劣化などの原因により木材がボロボロになってしまいます。
環境によって変化はありますが、あまりに築年数が経っている場合は床に穴が開いて足が落ちてしまうほどボロボロになっていることも少なくありません。
たまたま床に衝撃を与えたことで穴が開いてしまった場合、家の至る所でも同じような状況になっている可能性があるため、家全体の耐久性が低くなっていると考えた方が良いと思います。
また、部分的なリノベーションの場合、全体的な年月を考慮して、いずれリフォームリノベーションした方が良い可能性があるようなら、他の部分も一緒に工事した場合が良いこともあります。
天井には屋根裏空間
普段過ごしていると分かりませんが、こちらもいざ天井を解体すると屋根裏には広い空間があります。
昔では必要と考えられていた空間でしたが、今では必要のない空間と考えられることが多くなり、逆にその広い空間を上手に使うような考え方になっています。
リノベーションをすることにより、その広い空間を、小部屋や物置、吹き抜けにするなどの活用をされることでより快適な空間を生み出すことが可能になります。
壁が壊せない?作り方のあるある
マンションよりも戸建ての方がリノベーションの範囲は広いはずですが、どうしても家の構造上リノベーション出来ない可能性のある箇所が出てきます。
最近では「大黒柱」と言うワードが消えつつあるようで、昔の場合だと在来工法(木造軸組工法)という設計方法が用いられ、「柱」と「梁」を組み合わせて家を建てる場合が多いため壁を取り払うリノベーションができました。
しかし、最近建てる家の場合だと、ツーバイフォー工法(2×4枠組壁工法)という設計方法で、枠組と面などだけで家を建てる場合が多く、壁・床・屋根・天井のパネルなどを組み合わせてボックス状にして家を建てる方法になります。
ちなみに、ツーバイフォー(2×4)は、壁の枠に2インチ×4インチの部材を用いることからツーバイフォー(2×4)工法と呼ばれています。
そして、この場合だと枠と面だけの組み合わせなので、壁を取っ払ってしまうと支えを失うことになってしまうために、リノベーションをすることができない場合があります。
また、吹き抜けを新設することも建物の強度が不十分であればできないことがあります。
リノベーション後のあるある
これはリノベーション内のあるあるではありませんが、リノベーション後の住宅はとても内装が広く、おしゃれです。
そして、内装も使いやすく設計されれば住んでいる人にとっては満足のいくものだと思います。
しかし、内装をリノベーションをしたとしても、外装をリノベーションしていない場合だと、外から見た際は以前と変わらないため気づかれにくいものです。
せっかくのリノベーションでも外装があまり変わらないとなると少しもったいこともありますので、外壁の塗り替えをするだけでも十分に見違えることがあります。
さらに、外壁の塗装のメリットは
- 防カビ・防藻・防錆などにより美観を高める。
- 紫外線・雨風などから保護し、寿命を延ばす。
- 撥水・防水性を高め、カビやシロアリなどの被害から保護
- 断熱効果・遮熱効果を高めて室内を快適にする
など、複数のメリットがあり、逆にデメリットは存在しません。
そのため、内装のリノベーションだけにこだわりすぎて外装を何もしないことで後悔される方も少なく無いようです。
どうしても築年数が長くなってしまうとシロアリや湿度の問題で弱ってしまいます。
弱った柱などをそのままにしておくと老朽化の進行が早まってしまうので定期的な検査などが必要ですね。
また、戸建ての骨組みの構造上、強度を強くする必要があり壁を壊したり出来ないとなるとリノベーションの幅が少し狭まってしまいます。
そうならないためにも、自身の家がどんな造りになっているのか知っておくと良いかもしれませんね。