玄関を土間にリノベーションでオシャレ?土間のメリットやデメリットを解説!
2021/06/06
玄関を土間にリノベーションでオシャレ?土間のメリットやデメリットを解説!
玄関を土間にリノベーションでオシャレ?土間のメリットやデメリットを解説!
土間と聞くと、ひと昔の家屋の玄関にあるイメージで、ジブリシリーズの「となりのトトロ」にも登場しているため、一度は見たことがある方もいると思います。
しかし、実際に使ったことがない方も少なくないですが、最近では土間にも注目が集まっているようです。
今回は、リノベーションであえて土間を取り入れる理由やメリット・デメリットをご紹介します。
土間とは一体何??
土間とは、今でいう古民家によく用いられていた場所で、靴を脱がずに土足で入れる空間を指します。
玄関とは違い、生活の特定の用途に使用できる空間であり、昔の日本の農家では、土間は三和土(たたき)と呼ばれ、漆喰(しっくい)で床を固め、農作物の処理・保存をしたり、炊事をするのに使われてきました。
現代では、玄関横や庭に面して土間を設けることが多く、多目的スペースとして人気を高めています。
土間はメリットが多い!?
利用される例として、自転車やバイク、ベビーカー置き場として活用されることが多く、一戸建てに多いイメージですが、マンションの玄関を土間にするオシャレな方法もあります。
土間は天候に左右されることがないので、アイテムの風化・劣化を防ぐことができますし、土間は住居内にあるため、防犯としての役割も果たします。
さらに、掃除も簡単で床の汚れを気にする必要がないので、その場で自転車やバイクのメンテナンスをすることも可能です。
現代の土間は、コンクリートやモルタル、石といった水に強い素材が使用されているため、もし頑固な汚れがついても拭き落とせます。
また、キッチン横に土間を設ければ、土間ならではの低温の環境を活用して、野菜や米などの備蓄スペースや、漬物や味噌など作るのに最適な環境になります。
他には、趣味のスペースとしてや、子供の遊び場として活用されることも多く、用途はまさに無限です。
便利な土間にもこんなデメリットが!
多くのメリットがある一方で、土間ならではのデメリットもあります。
敷地面積は限りがありますが、土間を作るとその分スペースを取られてしまうため、居住スペースが狭まってしまいます。
そのため、土間をどのように活用できるのか、十分に検討した上でリノベーションを検討しましょう。
また、土間は冬場になると冷えやすく、結露も発生しやすいです。
そのため、床に断熱材を入れるなどの寒さ対策をし、壁材は調湿効果のあるものを採用するなど、一年を通し有効に活用するための工夫が大切です。
それに伴い、施工費用は高くつきやすいです。
予算を考慮しつつ、必要な設備とこだわりを詰めましょう。
土間に古い印象を抱く方もいらっしゃると思いますが、リノベーションで取り入れるマンションや住宅は年々増加傾向にあります。
デメリットを上回るほどのメリットを感じられるので、より良い住み心地を求めている方はぜひ検討してみてください。